メッセージ

  日向坂46のドキュメンタリー映画第2弾「希望と絶望」、観てきました。このブログは感想吐き出し箱なのでこのブログは感想吐き出し箱になります(小泉孝太郎構文)。ネタバレが無理な方は各々配慮ください。

 

 

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  普段は割と構成も考えたりしちゃったりして文章書くんですけど、今回はなんにも考えずに書きます。今回のこの映画、多分ファン以外の人が見たら全然面白くないです。コロナの時系列で出来事を流してるので、晩飯中に脇目で見るくらいのやつです。だから失敗作、じゃなくて、元々今のファン向けとしてしか作ってない気がします。

 

  なにより、コロナ禍でのグループとしての模索以外に話の軸があんまりなくて、そもそもタイトルにもそれがない。『希望』と『絶望』という二語を合わせるのはわかるんですが、なんで『希望』が先で『絶望』が後なんだろう、、、とかね。1作目は結構大衆向けに番組的に作られてましたけど、今回は番組的に作られているけどその先は ”わかってるあなたたち” に委ねられてる感じがしました。

 

  ただここに巧妙な術があったなと思ってて、いつものこの監督の手腕だろうなと思いました。

 

  キャプテンが作中に「この2年間を、自分たちとしては ”ストーリー” にしたくない」と言っていました。僕たちはそのストーリーを見せて欲しいけど、メンバーはそれを見せたくないのはすっごいわかりますよね。ただ、見せたくないことをメンバーは実際カメラの前で言っていて、その言ってることすら僕たちに見せてくれてます。これだけ見たらヤバくないですか?(笑) 普通に考えたら大人って信じられなさすぎ……ってなりますよね(笑)

 

  そのアンサーなんですが、これは一つの僕なりの見方です、あってるかはわかりません。この竹中監督、僕らへのエンターテイメントではなく、然るべき人たちへのこの子たちからの ”メッセージ” としてこのフィルムを作られてる気がします。しますというか、僕はそう思いました。ストーリーは目的ではなくただの手段で、このフィルムを手段にすることで、本当の目的であるメッセージを作っている、そういう作りだったと思うとほんとに巧妙。もしかしたら僕が肯定したいがための拡大解釈かもしれないですけど、ずっと携わってくれてる監督だとしたら十分あると思うんですよね。

 

  だとしたら、この作中でキャプテンの佐々木久美が一番の伝え手になるのは必然です。齊藤京子は言葉のバリエーションが少ない分、言葉にされたことがとても本心ということが伝わる。佐々木美玲は伝えることの切り口が一つ違ったりするのですごく背景が拡がる。そんな中で、キャプテンと同じくらい伝え手であったのが渡邉美穂でした。

 

  もちろん卒業補正で使われていたことは多分にあるとは思います。ただ僕はずーーーっと言ってますけど、美穂は発言そのものが芯をすごく食っていて、言葉が立ってる、だからこういう作品で聞きたくなるし使いたくなります。実際今回もそうだったので僕は大好きなんですけど、だからといってキャプテンと同じほど使う?ってとこはあります。

 

  ただこれも監督の巧妙な術だったと思うんですよね。「最後だから」という暗黙の名目を使うことで美穂の言葉を ”メッセージ” に使いたかったんじゃないかなと思います。しかも、キャプテンは、彼女たちを代表してのメッセージだけど、美穂は、彼女から彼女たちへ、ってニュアンスもちょっと含まれてたんじゃないかなって気もします。

 

  キャプテンと美穂はほとんど同じベクトルでグループについて語ってたので、不意に美穂の方がもしやキャプテン!?って感じた時間もありましたが(笑)、この2人だけはほんとに視座がまったく一緒だったろうなって思いました。それを気遣いだの仲間想いだの言い換えることは簡単なんですけど、1期・2期それぞれに同じ存在がいたから保ってきてたところはめっちゃあるんだろうなって思います。いるときはわかってるつもりでも、いなくなったときに本当にわかることはありますよね。それをそう思わせるのも、それもメッセージなんだろうなとか、ね。この作品のタイトルも、もしかしたら僕たちへの ”題” じゃないのかもしれないですね。

 

  バタフライエフェクトってあると思うんですけど、これって人間関係でもあると思うんですよね。美穂は、その初めに効果を起こす人、になるために色んなことをやっていて、この卒業で他の特に2期生は彼女に想いを馳せて振り返ってる時間があるだろうから、「少しでも代わりになりたい」と思っているんだろうなと思います。もちろんセンスとして出来る人と出来ない人がいるんですけど、あの子とかあの子とかはそう思ってるんだろうなと。

 

  いなくなると困る人がいなくなって、あとをそのままにしていたら、本当にそれは絶望しか待ってないものになります。誰かが穴埋めして続けていく、続けていくことも進化であって、それは希望かもしれない。日向坂46は絶対ここがターニングポイントだと思いますけど、この作品を観てるくらいのファンなら、この一歩先を楽しみにしたいですよね。

 

 

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  かとしとこさかなの話は作品的にはクッション的だったと思いますけど、切り取り方がちょうど良かったと思います。その辺はさすがですね。

  あと、けやフェスのday3後のスタッフのものの伝え方は本当にどうかなと思いました。相手の特性を考えられなくてよくああいう発言できる立場やってんなと思うと、この世界も時代は変わってないんだなって痛感しますね。その直後でもあったので今野さんの伝え方にはすごく頷きました。「元々あったものが失われてる」、すごく本人達のタメにもなるし想いもある伝え方ですよね。

  最後になりますが、渡邉美穂、好きだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。

 

約束の卵

 「日向坂46 3周年記念MEMORIAL LIVE~3回目のひな誕祭~」@東京ドーム

 

 1日目は配信で、2日目は現地で見たあとに見逃し配信を見ました。現地で見た光景をすぐに映像で見られる時代って昔からしたら考えられないですよね。そんなこんなで2日間の感想をごちゃまぜで、思ったこと”だけ”、振り返っていけたらと思います。

 

 2日間とにかく楽しかったです。2日経ってこのブログを書いているんですが、まだ余韻が残っています。声が出せない以上、完全燃焼したライブではなかったですが、それでもまだフワフワと残っているのは、心に乗るライブをしてくれた証だと思います。

 

 

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OP

濱岸が欠席となり崩れ落ちている渡邉がやっぱり印象的でした。美穂は過去のライブでもブログでも「22人が揃うことができない」ことを発したりしていました。もちろん今回も過去も欠けた誰かが悪いのではなくしょうがないんですけど、今回のステージは「今回も仕方なかった」ではなかなか消化できない、”ここだけは” の順番だったはずなんです。それがわかるから、ここに引き込まれました。

 

 

Overture

始まりからメンバー全員が揃って立っているのがまず良かったです。乃木坂のときはそうではなかったので。ここで小坂が戻ってくる演出をしてくれたのすごく良かったですよね。”親切な演出” だったなと思いました。スタートでみんなの気掛かりが解れたので。

 

 

ひらがなけやき~キュン

CDDLのリメイクのような始まり。でも僕はやっぱ『キュン』で始まる日向坂のライブが好きです。CDDLのときの、みんなが水色しか知らず、その水色に期待を乗せていた、あの水色一面の景色と感情が忘れられないからです。

水色ってほんとにズルい色だと思うんですよね。空の青、風の青、水の青、人が本能的に望んでいるこういった自然の青色ってすべて水色で具象化されると思うんです。水色って無意識に欲していて、受け入れやすい、そんな色だと思うんですよね。

 

 

ドレミソラシド

1日目の1,2曲はストーリー性のシナリオだと思います。でも2日目の2曲目にドレミを持ってきたのはそういうのじゃなく、演出側の遊びというか望みというか、「やっぱドレミじゃない!?」って狙ったとかじゃない感覚で決まったような気がするんですよね。その感覚が僕らとまったくずれてないから、そういうのも含めてキュン~ドレミの流れが好きでした。

小坂は2日通してこの2日目のドレミソラシドが一番自然な笑顔をしていたと思います。イントロの指揮のところ、間奏明けのDメロ、みんなと楽しそうにしていたのが誰にでも光を指すようなこの曲のパワーなんだと思います。こさかなが自分の曲だとどれが一番好きかは僕は知らないし世にも出てないことかもしれないけど、でもドレミソラシドなんじゃないかなと思うんですよね。

 

 

青春の馬

金村美玖の青春の馬ってもっと荒々しさというか猛々しさがあったあの頃の方が良かったなと思うんですけど皆さんはどうですか?

 

 

My fans

このあとどこかで渡邉美穂大語りタイムがあると思うんですけど笑、間奏のダンスアクトがほんとに凄まじいです。渡邉金村松田富田の4人が選ばれているんですが、この4人、ほんとに良いですよ。でもその中で、このあとのダンストラックも含めて美穂が1番手に選ばれている気がします。

 

 

おいで夏の境界線

僕はこのあたりの曲はまだファンじゃなかったので、その ”熱さ” がわかりません。でも、その ”熱さ” を知っている人たちが会場でそれを教えてくれるんですよね。イントロが掛かってメンバーが出てきたときの浮き上がる感じ。コールの層の厚さと跳ねる感じ。永遠の白線も以前のライブでそれを教わって超好きになりました。だから声の出せないライブってそういう部分も失われてしまって寂しいです。

 

 

キツネ

現地にいたんですが河田陽菜ちゃんがぴょ~んとしたときのばこーんで心臓が破裂するかと思いました。

 

 

抱きしめてやる

2日目のMVPは間違いなく抱きしめてやるの渡邉美穂です。曲の最後もそうでしたが、カメラに抜かれているときの表情がほんとに ”入ってて” 良い。この曲って日向の曲の中ではちょっと特異的で、”強い女性” の詞なんですけど、美穂が性格もパフォーマンスもそれにすごくマッチしていてすごく良い。そして曲調はどちらかといえばダーク寄りで、それを表現できるのも良い。すべてが噛み合ってる上ですごく存在感がありました。良いものを見るとなんか声には薄っすらしか出ないような「おぉ~」とか「うぉ~」とかが湧き出るような瞬間あるじゃないですか。2日目は間違いなくここでした。

今の日向坂の中で「明と暗」「陰と陽」をどちらも入り込んで表現できる人って金村美玖と渡邉美穂しかいない気がします。これってたくさんの曲と曲調をパフォーマンスするアイドルにはすごい大事だと思っていて、乃木坂では生駒・西野・飛鳥なんかはみんなこれが出来上がってたと思うんですよ。特に生駒は最後のAgainstとか思い出すとわかりやすいんですけど、1曲の中でこれを使い分けてました。金村の『ってか』ではこういうところをやろうとしてる気がします。とにかく何が言いたいかというと、日向坂のパフォーマーとして今一番熱いのは渡邉美穂ですよってことです早くフロントでバチバチに踊ろうよ。

 

 

ひらがなけやきの1期生曲

「久々にあれやろうぜ!」って時ってなんか無性に楽しくなっちゃうじゃないですか。1期生みんながそんな感じでパフォーマンスしていたのが見ててすごい微笑ましかったです。

 

 

3期生曲

上村ひなのを見ながらこのあたりでふと思ったのが、表情や佇まいが「アンダーセンターでアンダーライブを経験してきた子」のを見てる感覚にすごい似てるなと思ったんですよね。なんか全部が一回り新しくなったような感じ。煽りもうまくなりましたよね。日向坂に改名した時点ってどのメンバーももうほとんど出来上がってたりしたので、日向坂でこういう感覚を味わえるような成長をひなのが成し遂げて良かった良かったとなりました。

 

 

ときめき草

サイドステージの水の演出との相性バツグンでした。ときめき草って凝らなくて良い良さがありますよね。今回、凝ったLEDやプロジェクションじゃなく、シンプルに水で演出を作ったのはすごく良いなと思いました。

あとときめき草ってなんかいつも歩いてるイメージがあるんですけど、ときめき草のダンスが好きなので次からは歩かせないようにお願いします。

 

 

ソンナコトナイヨ

初披露も会場で見ましたが、この曲って否が応でもボルテージが上がる "圧のある曲” だと思ってます。でもそれも『ってか』に超えられていったんですが、でもやっぱそういう曲としてこれからも扱われていってほしいですね。

このときもそれ以外のときも思ったんですが、最近東村芽依の圧巻のパフォーマンスって見なくなった気がするなぁ。あと「どんな君だって がっかりなんてしない」の16拍のすべてが好きです。

 

 

期待していない自分

2日目の佐々木美玲をみて、やっぱこの曲はみーぱんの曲だなと思いました。曲もダンスも好きですけど、やっぱみーぱんがいないと根本が成り立たない曲だなと。

 

 

君しか勝たん

クラップ曲ってめちゃくちゃ楽しいのでもっと増えてほしいですね。

 

 

半分の記憶

ここのダンスアクトもほんとにヤバい。もちろん渡邉美穂です。今回ダンスアクトしている6人の2期生はダンススペックでいうと相当高いです。バレエ仕込みのノビにメリハリがある松田、キレと圧倒的なリズム感の富田、動きの良さ・大きさ・力強さを全部まとう金村の3人はMy fansでも出てきましたが、丹生もダイナミックなダンスで見栄えが良いし河田も決して下手な部類じゃないと思います。それでも美穂が圧倒的すぎる。今回金村と並ぶことが多かったので比べて見やすかったんですが、金村のほうがスタイルが良いこともあって見栄えはやっぱ勝るんですけど、美穂はダラッとした抜き感が一切ない、振り動きの速さと緩急が惚れ惚れする、力感や圧が伝わってきて見入れる、間違いなく今日向坂でダンスの格が一番上だと思います。

素人がダンスを見て「すげぇ」ってヒットする要素って多分速さと緩急だと思うんですよね。齋藤飛鳥のダンスが巧いと言われるのもこの緩急があるとこだと思ってます。金村にはこれはまだ無い。このまま息継ぎせず次もまたこの2人の話をします。

 

 

ってか

1日目のMVPは間違いなく『ってか』の金村美玖です。ソンナコトナイヨで書いたんですけど、今日向坂で一番問答無用で圧を与えられてボルテージを上げて高揚感をもたらす曲はこの曲です。でも、それを全部まとめて一個の球のように込めて超ド直球で投げられてるのは金村美玖だからだと思います。画面越しでもそれほど惹きつけられて見入って目を話したくないと思うのってなかなか無いんじゃないかな。

2日目の間奏のダンス、金村の相手が潮→渡邉→松田→久美と渡っていくので、金村が跳んで着地して前に着いた時は美穂まで流れてるんですけど、動きに入りながら美穂と顔を見合わせて笑いながらハイスペックダンスをしてるのがもう超超熱すぎませんか!?!?みんな見た!?!?最高最高。誰かおすしと美穂に最高って伝えといて。

ここの5人、金村は言わずもがなですけど、美穂とキャプテンはいつもほんとに楽しそうに踊ってる気がします。踊ってるというより、曲に身体が入り込んでる感じみたいな。うまく例えられないけどこの2人はそんな感じがします。最高って伝えといて。

この間奏を越えたあたりからみんなもアガってる感じがあるのも良いですよね。振り絞らないと笑顔が出ないくらいいっぱいいっぱいなのかもしれないけど、それでもみんなでグルーブしてる感じがして良いですよね。2日目の影潮京子が印象的でした。最高って伝えといて。

 

 

JOYFUL LOVE

ここの演出が演出の面では今回僕は一番好きでした。間奏に、光をまとい一列で歩いていくところです。客席の虹、虹の捉え方は人それぞれあるかもしれません。ただ、その虹の中を日向坂が光で導いているというメッセージがすごく良いなと思ったんです。シンプルな演出、伝え方だけど、虹が掛かってるからこそできる伝え方だし、虹が掛かってるこそ意味が出来上がる、そう思うとジーンと来ました。

 

 

僕なんか

すごく良い曲ですよね。好きです。乃木坂のアンダー曲みたいってツイート見ましたけど、確かにその感覚と似てる気がします。Bメロの転調からサビで戻るところ、耳に気持ちいいというか心上がりますよね。あとこういう曲調でアウトロが無いのも好きです。胸が詰まったまま終わる感じ、好きなんですよね。

センターの小坂に視点を当てたときの後ろに加藤齊藤渡邉といるのも好きです。この3人が得意な曲調というのもさらに絵が強くて良い。そして小坂にとっても、無理がない似合う曲調ですごく良いです。大サビでとしきょんがこさかなの背中を押す振りがあるのも良いですよね。

 

 

MC

高瀬愛奈

落ち着きすぎるくらい落ち着いて喋っていたけど、このテンションとその内容だったからすごくこのMCの時間に入っていけたと思います。突飛なことはなかったけど、でも良いコメントだ ったなと思います。

 

 

渡邉美穂

この場所とこの時間が特別だった、というコメント、僕らが期待していた部分をストレートに表していた美穂は裏切らない人だなと思いました。日向坂って全員が基本クオリティが高いので、実際キャプテンを中心としたMCや煽りにも浮ついてたり張り詰めてたりする様子はほとんど見えなかったですよね。そこにホントの心情をくれたこのコメントは1日目の本当に重要なエッセンスになったと思います。美穂のコメントって良いよね、ほんと。

 

 

加藤史帆

スタッフへの感謝って僕がよく行くロック系のアーティストはかなりステージ上で言っていたりするんですけど、アイドルでそう言うのって珍しいなと。かとしも言っていた「一体感」、ライブってこれが全てなんですよね。演者も観客も、どこかの一瞬を切り取ったとしても、これを感じてないと100%のライブじゃない。かとしは結構色んなところのコメントで「早く満員でライブがしたい」だったり「早く声を出せるライブがしたい」って素直に言うことが多かったです。つまり、やっぱりこれらが無いと、かとしの中では100%のライブでは無いんだなってことなんですよね。それでも「一体感」という言葉が出てきたのは、この日のこの場所に特別を感じていたからこそだと思います。それだけで良いなと思いました。

 

 

佐々木久美

ほとんどずっと通常運転で進めてきた中で2日目のWEnのMCのときだけ全然言葉が出てきてなくて珍しいなと思いました。始めることに責任があるとしたら、終えることにも責任があるとも言えます。この東京ドームが始まるまで、年の数字が3つも増えました。大きく大変な想いを抱えて抱えて進んできて、ついに始められたこのステージです。そこまでも本当に辛くて大変だったと思います。なんかそんな、色んなすべてを、これまでの後ろを、振り返りながら、メンバーとファンのみんなが願っていたこの時間を終えるための言葉を探しながら、手繰りながら話していたような気がします。メンバーもファンもみんな、もうキャプテンのコメントに否定することなんて無いだろうと思います。それでも、その責任のようなものを背に、言葉を探していたんだと思います。責任は想いの裏返しです。大きな想いをわかっていたから言葉が出なかったんだろうなと。そう感じたので、このときのキャプテンを見て、あぁ終わりなんだなと感じました。

 

 

 

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 本当に本当に声をコールを出したかったですね。もちろん自分が満足するためにってのもあるんですが、この大きな大きな東京ドームに轟かせたかったです。僕らの声が届いてたらもっとメンバーのパワーになって、それで良いパフォーマンスが見れてもっと歓声を届けられたかもしれない。僕らの声が届いていたらもっと充実した涙を流させられたかもしれない。僕らの声が届いていたらもっとメンバーに満足感を与えられていたかもしれない。やっぱそう思うんですよね。

 

 でも満員で迎えられたのは本当に良かったと思います。乃木坂の時に見たドーム一面のサイリウムの海は本当に圧巻だったので、今回の一面の海も本当に圧巻でした。その光景を与えられたのは本当に良かったと思います。かめはめ波ウェーブも結構すげぇなって思いましたもん。

 

 次はやまびこのようにコールが飛び交うNo war in the futureと誰よりも高く跳べを東京ドームでやることを目指して、約束の卵を歌い続けましょう!

 

 

日向坂46 5thシングルヒット祈願の話

  ちょっとツイッターじゃ収まらなかったので少しだけ。今回のヒット祈願に賛否がすごいあって、楯突いている人がとてもいる話。僕の結論から言うと、今回のそういう人たちは「メンバー自身がどう思ってそうか」を全く考えてなくて、異を唱えることにかっこいいと思い込んでる人なんだろうなと思ってます。

 

  過労が心配とか怪我が心配とか、それはとても正しくて、あっていいものだと思います。よくわからないのが、精神論がどうとか古めかしい日本の部活感とかのことを言っている人たち。確かにそれ自体がすべての事において当て嵌まらないとは思いません。例えば日向坂が行っていたヒット祈願の一つ、バンジージャンプ。僕はこれには全く好意的ではないです。見ていて胸に響くことがまぁありません。その理由って、これをチャレンジさせられる人に、「この頑張らなければいけない機会の先に期待がない」ことがわかってしまうことが全てです。中には、”バンジージャンプは世界が変わる” 的な先人の言葉に期待をするかもしれませんが、そんな人はわずかだと思います。だからこれは精神論の押しつけだと感じます。

  もう一つのヒット祈願、今回のものとよく対比に出されていた駅伝、僕はこれには好意的です。確かに素人がそこそこにやるものではないものであったかもしれません。でもこの駅伝にはメンバー自身が「この頑張らなければいけない機会に期待していた」と思うんですよ。”たすきをつなぐ” ことでメンバー同士の絆が増すとか大きくなるとか、つないで成し遂げる、一緒に成し遂げることでさらに一段深い仲になれるとか、駅伝にはそういった期待が添えられていたと思います、というか想像できると思います。だから、渡邉美穂柿崎芽実の背中を支える瞬間や、リタイアするんだろうと思った小坂菜緒がゴールしきったときに、すごく感動しました。それがあるんだったら、技術とかスキル云々ではない根性だけの機会かもしれないけど、それは彼女たちが ”何かを得る” ためには不要ではないことだと僕は思います。

 

  今回のチアリーディングも同じです。全員ではないかもしれないし、今現在も根性で成り立っているのが実態かもしれないけど、メンバー自身が「この頑張らなければ行けない機会に期待している」んじゃないかと僕は思います。チアリーディングというものがアイドル活動に対して、全てがジャストフィットではないかもしれないし似て非なるメンタリティのものかもしれないけど、スキルなのかメンタリティなのかどこか何かが通ずるんだろうと、アイドルではない僕らでさえ期待できるものであることがまず本当の全てです。そして、自分が成し遂げること、みんなで成し遂げること、どちらも同じバランスで存在していることがチアリーディングの良さだと見ていて思いました。人によってウェイトは違うかもしれないですけど、そのどちらかに期待できることは大いにあるだろうと思わされます。

 

  みーぱんが泣きながら場を外したのって、私以外もみんながこんなに大変な思いをしているのに「この機会に期待できるものがそんな思いに達してない」、だからやめよう、とか、彼女はそんな捉え方ができるのでそういったところもあったんじゃないかと思います。でも立ち直しました。それは先生の与えた言葉は少なからず存在していると思います。精神論って結局、人が何かを得て変わったり進んだり新たなものになるときに絶対に必要な要素です。それが然るべき場で然るべき相手なのか、それが間違ってさえなければいい話なんです。僕はこのチアリーディングは然るべき場になるものと思います。先生がダンスを一から考えている以上、使える時間に対して間に合うレベルのものを与えているはずです。そして、日向坂46のメンバーはこのチアリーディングというものに対して然るべき相手といえるポテンシャルだと、先生は必ず理解しているんだろうと思います。ファンは成功しても失敗しても讃えることをすると思います。でもメンバーそれぞれが、この頑張らなければいけない機会を達成して、期待していた何かを得た達成感を少しでも感じる機会になったら、やらなかったときよりも最高にいいコトだと思います。楽しみですね!

加藤史帆ちゃんと高本彩花ちゃんの話

  僕が日向坂にハマったのってちょうど改名するちょっと前でした。乃木坂を好きなときにひらがなけやきをなんとなく知ってから、その後も頭に残ってたのは加藤史帆齊藤京子小坂菜緒だけでしたね。日向坂にハマってから、僕は基本的に ”好きな子を選ぶ” となったら、ほぼ2期生でした。1期生は、「この子のあそこはすごいい良いよね」はあるけど、”普通に好き” までは至らない、そんな感じだったんですよね。

 

  そんな僕が今、すごく気になって好きになった2人の1期生、加藤史帆高本彩花の話をしたいなと思います。この2人、僕は乃木坂46の2人、白石麻衣橋本奈々未に照らし合わせて見ているところがあります。ここから散々その話をすると思うんですが、多分、そういう見方をしてたから日向坂のこの2人には入り込めたのかもしれないですね。

 

 

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  乃木坂46白石麻衣。誰もが否定しなくて、みんなが大好きな白石麻衣、その特徴の一つは、最初から最後まで ”変わらない人だった” ことだと思っています。初期の白石ってちょっと卑屈感があるというか、自分を卑下してるというか、ルックスとは裏腹に少しマイナス目な雰囲気がありました。あとは、これもルックスとは裏腹な、無邪気で子どもっぽい性格。どちらも大きく変わってないよねってみんな思っていると思います。

 

  この ”変わらなさ” って、僕は「肯定されていないから」起こるものだと思っています。もちろんこれは性格の問題も入ってくるので、肯定されても肯定されていると感じてない、も含めてにはなるんですが。人って否定されると改善をするんですね。でも、この改善ってのは結局持ってるものの延長線上なんです。ほんとの意味で「新しいものに変わる」ときって、僕は圧倒的に「肯定されたとき」だと思っています。白石は、ここ晩年は乃木坂が白石に頼らざるを得ない状況が続いてたのでずっとすがられて矢面にはいましたが、アイドルという世界で最も評価としてわかりやすくされるポジションに関しては、卒業センターという特殊なものは除いて、結局単独センターは2回だけでした。

 

  日向坂46の加藤史帆、僕は最初に知ったときからひらがなけやきのビジュアルアイコンとして覚えていました。乃木坂で言えば白石麻衣、みたいな感じ。ただ彼女は、みんながこのビジュアルアイコンのタイプの人にイメージしている佇まいからは少しはみ出てましたよね。はみ出ていたというか漏れ出していたというか(笑)。これって白石の無邪気さとは少し違った、素直さという彼女の良いところだと思います。

 

  セルフドキュメンタリーの彼女の回を見たとき、彼女は本当に自信を持てていない子なんだなと本当に思いました。そういう子なんだなと思うのは簡単ですけど、でも、僕らが見ている彼女とはだいぶ乖離してるよなって思いました。彼女が良く言っている「最強の女になる」という言葉、これって自分が自分を認めるし、みんなが自分を認めてくれる、そのどちらもの状態をなんとなく想像して言っている言葉だと思います。

 

  そうです、やっぱり彼女は、みんなからも全然認められてないなって思ってるんですよ。これってやっぱり、彼女も ”変わってない人” だからだと思います。彼女も根本的に卑下しがちだと思いますけどそれは変わってないし、反応や対応のような素直さのところも変わってないですよね。変わっていないのは「肯定されていないから」、同じくそう思ってます。だから、この今回の表題曲のセンターはすごく嬉しいなと思いました。加藤史帆にはまだ、破れる殻があるし、破りたい殻があるんだと思われているんだろうと思うと嬉しいですよね。

 

  彼女の一度目のセンターは『ハッピーオーラ』という曲でした。今ではこのハッピーオーラという単語そのものが、ひらがなけやき、そして受け継いだ日向坂46というグループそのものの象徴語となっています。もしかしたら多くの人の中では「いくつかある曲の何人かいるセンターの中でハッピーオーラはかとし」くらいの薄れ方かもしれないし、ハッピーオーラという言葉がグループの象徴として根付いたのはたまたまの結果論だったかもしれません。でも、そんな象徴語になった曲のセンターとして選ばれていたのは彼女だったということは、本当に大きな事実なんだと思います。

 

  そんな彼女が、日向坂として勝負にかけた小坂菜緒ひらがなけやきとして勝負にかけた佐々木美玲、その次のセンターに選ばれました。選んでいる人たちが、ここで加藤史帆を選びたい、と思っているくらい肯定されているということ。そして、僕たちみんなは加藤史帆のセンターに誰も文句を言わないくらい認めているということ、それが彼女の中に作られて、本当の意味で絶対的な存在になるといいなと思ってます。「日向坂の絶対王女」、彼女にはそんな言葉を与えたいなと、思うんですよね。

 

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  乃木坂46橋本奈々未。みんなのたくさんの ”好き” が届かぬ人になってしまった橋本奈々未、ショートカットの似合うスタイルとルックス、頭の良さとそれを表す振る舞い、落ち着きとそれを感じる声色、威張らなさと親しみやすさ、年下への面倒見の良さと求心力、そんな総合的な良さに反するダンスや歌唱能力のスキルの無さ、アイドル的パフォーマンスの無さ、尖ったものの見方と発言など、オンリーワンな異彩さが記憶に残っている人です。

 

  僕が乃木坂46に入っていったきっかけは紛れもなく橋本です。もちろん最初はショートカットとルックスってとこでしたけど、乃木坂を好きになるにつれてもやっぱり気になる存在でしたし、僕にとって圧倒的な推しができた後もライブではよく橋本に目を移してました。これってやっぱり ”オーラ” だと思います。特に橋本のこれは、「何を考えてどこを見てるんだろう」と、人間的な深さをみんながどこか感じてるものなんだろうと思います。

 

  日向坂46の高本彩花。僕が初めにひらがなけやき、日向坂に入っていったときの彼女のトレードマークはポニーテールでした。ショートカットやポニーテールが、多数の女の子の中で目を引くのはまぁその通りだなぁって感じですね。僕は2期生ばっかり好きになっていったんですけど、彼女だけは唯一、第一感で好きな1期生でした。

 

  僕にとって初めて行ったライブが日向坂46デビューカウントダウンライブでした。パフォーマンスを生で見るのが初めてだったので色んな子の良いところを探して見ようと思って万遍なく見てはいたんですが、偏って多く見ていたのが圧倒的に動きが良い東村と、別に動きが良いとかそういう訳ではない高本だったなと、今でも覚えてます。

 

  そのどっちの感覚も、僕の中では橋本奈々未を見てたときの感覚と同じだったんですよね。本当にこの2人を重ねていました。最初は似たタイプなんだろうなとなんとなく思い込んでたんですけど、それは全然違いました。彼女と橋本はまったくタイプの違う人間でしたね。ショートカットやポニーテールが似合うルックスとスタイル、ダンスや歌唱能力のスキルの無さ、まず間違いなく似通ってるのってここだけ。正直、感覚や心証として似てると思わされているのってアイドルとしてはよく目立つこの2つの要素だけだと今では思ってます。

 

  でも、彼女がライブ映えして目を引くタイプというのは、その後何回ライブを見ても変わらなかったですね。ルックスだけで惹かれることって僕はほとんど無かったのですごく不思議な感覚でした。でもこれも後から気付きました。橋本には無かった彼女の本当の特徴は、 ”ほんとによく笑っている” ことです。

 

  笑顔がベースというか、笑顔のシーンがベースの印象の人というのはすごく目を引くんです。アイドルを見ようとする人って、やっぱり一生懸命にしている、もしくは楽しそうにしている子を見たいと、少なからず心のどこかで絶対に求めていると思います。だから目を引くんです。彼女の ”オーラ” には「どんな表情をしているだろう」と思わせる力がまとってるんだと思います。

 

  そんな力を持っているはずなのに、彼女の立ち位置は次第に目のつかないところに行ってしまうようになりました。僕にはそれがすごく違和感で。彼女はポテンシャルそのものは高いのでそれだけで存在感を出せるだろうと思いきや、日向坂の回りにいるメンバーはすごくがむしゃらに努力する子が多かった。その土俵に彼女はいなかったので、圧倒的な取り残され感ができてしまったんだろうなという感じです。

 

  彼女のブログの中で、僕がすごく好きなブログがあります。年下の子たちにとって、素敵なお姉さんになりたい、という内容です。年下に力を尽くしたいというのは、奉仕することが喜びという性格のタイプではあると思います。だけどこのタイプの人って、僕も同じタイプの人間なのですごくわかるんですが、相対的に上に立てるような能力を持てるようでいたい、と心のどこかで思ってるんですよね。加藤と同じで、ちゃんと「認められる人になりたい」と思うタイプなんじゃないかなと思うんですよね。

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  事実その通り、コロナの初めの期間から、彼女は変わるための努力をしていったんだろうと思います。僕がすごく変わったなというか、変えたんだろうなと思うのは、テレビだろうとすごく普通に、彼女の良いところである「ほんとによく笑っている」ってのをやるようになったなって思います。だから、ひなあいみたいな大人数いてもカメラで抜かれるし、目を引くからMCや企画側から振られるし、スタジオでも良い位置にこの子を置きたいってなってきたんだろうなって思います。ポジションが3列目になったときは笑ってなかったという訳ではないんですが、明らかに最近は笑顔のシーンがベースになったなって思うんですよね。

 

  そして、今回のシングルでは2列目に帰ってきました。ずっとフロントを張ってきた齊藤京子と、前作センターの佐々木美玲と、その2人と一緒に固める一つのポジションに選ばれました。これは、ただ戻ってきたんではなくて、またひとつ認められて選ばれたんだろうと、僕は思います。だから、これもまた僕は嬉しいなと思います。彼女はこういう位置や役にいるべきだと僕は思います。選んでいる人たちも、そういう思いもあるんじゃないかなって。日向坂で笑顔といえば、みんな丹生明里佐々木美玲が思い浮かぶんだろうなって思います。でも僕は、高本彩花こそが「日向坂の笑顔の中心」だと、そう思ってます。

 

 

 

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  どうでもいい話なんですが、最近てにをはをちゃんと考えて使うとか、ら抜き い抜き言葉にしないとかを意識してるんですけど、日本語を正しくするほど堅苦しさが増えてあれですよねほんとに(笑)

  かとしといえば、ひなあいの影山復帰回で、影山が色々考えててすごいなって若林が感心したあとにかとしはどう?って振ったときの「え?ないですね!」ってのがめちゃくちゃ面白かったですよね(笑) あれだけ番組の中でリードする役をやってきて中身は何も変わってないってのが、むしろ変わんないでくれって思いました(笑)

  おたけは魚を捌けるとか料理が得意なのがなんかギャップを生んでる感じで良いなぁと思います。というか、おたけって見た目や立場に比べて意外と ”できること” が少ないので、素直にできることを見させられると一際際立つ感じがあるのが、良いキャラクターだなぁと思いますね(笑)

守ってきたものと指差すその先

  日向坂46のドキュメンタリー映画「3年目のデビュー」を観て、すごく良かったので即ブログを書く人を始めちゃっています。久々に感想レポしか取り柄の無いオタクだった頃の気持ちを思い出しました(笑) この後、内容何も隠さずに書いちゃうので、ネタバレが無理な方は各々配慮でお願いしますね。

 

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  全体の感想としてはすごく良くて、すごく”健全” な内容だったなって思います。すごく「テレビ的」だなって思いました。こう言うと多少悪く感じる側面もあるんですが、すごく肯定的な「テレビ的」感です。作品のタイトルにもありますけど、3年もあればまぁまぁ色んなことがあるし、皆さんも知ってる通り、事実色んなことがありました。その流れを観てる人に流し込むテンポと尺取りがとてもスムーズだったなって思います。多分、日向坂をよく知らない人が見ても終わった後にそこそこ以上に反応できるくらいには網羅しながら、日向坂をよく知ってる人がグッとくるポイントもまぶし込まれてる。その中で、どこかのポイントだけを強めにフォーカスすることがないから、知ってる人も知らない人も変な感じを覚えないような流れになってる。そんな感じがしました。その時点で大体もう文句はないですよね(笑) そんな感じなんで、ちょっと日向坂気になってるくらいの皆さんにもオススメできます。

 

  ここから、印象的なシーンをつらつらと。柿崎、ささくみ、小坂と日向坂の話をしています。

 

  まずは柿崎。僕は何度も惜しいなあと言ってましたが、やっぱり柿崎芽実が離れていくことになった運命が本当に惜しいです。20人もいて、その中に順列があれば、何か大きなことが起こったときに反意の人が1人はいてもまったくおかしくはないですよね。その1人が柿崎芽実だったという運命が本当に惜しい。ぶりっ子という目に見えるキャラとセンター適性という目に見えない才能、そしてその中に確実な熱意があった。別に他の誰だったら良かったとかじゃなくて、たまたまその運命に選ばれてしまったという事実が本当に惜しいです。加藤も話してましたが、「後悔だけど、しょうがない」、ほんとにこれ。正解を導く道が無かった後悔、って本当にしんどいですよね。だからこれは「運命」、このグループで唯一の ”哀しい残念” だったと思います。

 

  柿崎が最後の握手会で挨拶したとき、耐えられなくなって泣き崩れた佐々木久美、僕はここで一番泣きました。ここの感情がわかりすぎました。「守りたかった守ってきたものが守れなかった」、それが『最後』という言葉に反応して、そんな想いだっただろうなと。崩されちゃいけない瞬間、訪れちゃいけない感情、そう想いながらそれを人一倍抱えて、ずっと守り続けながら道を拓いてきた主人公だと思います。そう思うと、この瞬間に感情移入せずにはいられなくなりました。その後に、濱岸が復帰したときのライブのMCで、少し声を濁らせたシーンもありましたよね。ここ単独で見ても佐々木久美の想いはみんな汲み取れるものでしたけど、この柿崎のシーンと対に見せられると、「守りたかったものを守れた」濱岸のシーンに、よりグッときてしまいました。彼女のような人がキャプテンとして存在していて、本当に嬉しいです。彼女を語ると、嬉しいの言葉に込められた中身はたくさんのことがありますけど、全部引っくるめて嬉しいという言葉が良い気がします。なんなら羨ましいですよね!僕はアイドルでもなんでもないですが(笑)

 

  あと、武道館単独前のスタッフへの挨拶のシーン。あの局面を迎えている中で「勝ちに行きたいので」なんて言われたら、僕がスタッフならめちゃくちゃ燃えますね。この子たちに絶対に笑って成功させたいって心の底から思うだろうなぁと思います。チームのリーダーって、中の面倒を見るだけじゃ良いリーダーなんて言えません。それだけじゃないシーンを、ドキュメンタリーとして見せられるくらいのポイントで為しているのが素晴らしすぎる。ほんと、キャプテン佐々木久美、好きすぎますほんと。

 

  そんな佐々木久美を中心にひらがなけやきからのチームが語られながら、日向坂としては小坂を中心に語られました。小坂が抱えてた重みの話は言わずもがなと思いますが、「小坂が不在の日向坂」が同じくらいのボリュームで使われているのが印象的でした。不動のセンターの代理って普通 ”センターの代役” とだけで考えるから、それまでの経験者とかその時点のグループとしての2番手とかを当て嵌めがちかと思います。そうじゃなくて、シンプルに ”その曲の2番手を繰り上げる” 形で代役立ててきたのってすごく良い選択だったなって改めて感じます。特に同じ2期生のメンバーが代役してきたのが、真相は結果論的だったとしても、すごく小坂と小坂を表にしてきたチームとしても意味あることだっただろうと思います。変な言い方ですけど、分散できたって感じですかね。これ加藤であれ1期生だと意味は全然違うと思いますよね。小坂の代わりが丹生と河田だったことに意味がある。そんな機会を与える側の期待と、それをプラスに循環させた与えられた側の成長が、小坂を起点にして気持ち良く流れていたなと感じました。こういう話にするとメンバーというより運営の話に寄っちゃいますけど、日向坂になってからの運営側の選択って、全部意味あるところに繋げている気がします。

 

  メンバーに沿いながらチームをずっと語ってきた中で、最後の最後に ”曲” がこのチームを語ることになります。それが『約束の卵』と『青春の馬』。約束の卵、しかもひなくり2019の約束の卵は正直日向坂ファンの必修科目的なところがあるのであれですけど、青春の馬はドキュメンタリーならではのシーンですごくグッときました。日頃誰もが接してる音楽の力が「曲」と「パフォーマンス」の2つに依るものだとしたら、僕はこの2つは足し算じゃなくて掛け算だと思ってます。そうやって僕らは好きな曲をライブでもっと好きになるんですけど、曲とパフォーマンスを与えられるアーティストがその与えられた時点でその掛け算を胸にしてるとこを見たら、この曲を余計に好きにならざるを得ないですよね。多くのメンバーの涙が共鳴だとしたら、パフォーマンスを含めたこの曲が私たち日向坂のそのものであると理解した、そんなメッセージだったとすると、最後の最後にここまで大きく無かったドキュメンタリーチックな投げかけが来たなと。僕たちはこのシーンを見て、この曲が日向坂の根幹だと理解したことになるわけです。そう思うと、大きな大きな曲になりました。

 

  ”希望をもって背中を押す” ことを自分たちの軸にするのって、他のアーティストだとよくあることだと思います。でも、それをメインに言うアイドルがいるかと言われたら答えられないくらい微妙ですよね。日向坂が、そんな ”王道なシンプルさ” を軸に持つアイドルになるんだとしたら、僕はすごくすごく好きです。大きくブレることなく、絶対に外すことのない期待が持てます。グループだからより意味合いを強められるものというのもすごくすごく熱くなります。そんな決心のようなものを少し垣間見れただけでも、進行形の ”今” を見ることができて良かったなと感じます。

 

  最後に、振付師のTAKAHIROさんが言っていた「日向坂は、課題があってもみんなで包み込むことで、みんなで守ってきた」というコメント、まるでこのドキュメンタリーの締めの様な言葉でした。映像中、色んなメンバーが色んなタイミングで「このグループこのメンバーが大好き」って言います。見る側がグループや集団を見る時って、チームワークの良さを垣間見るとグッときますよね。とはいえファンは、だからみんな仲良くしてねとは言えないので、自然とそうなってる状態を知るとすごく好きになり愛着が湧きます。このドキュメンタリーはそれを、色んな局面を切り取りながら、見させられます。そして、その局面ごとの結果だけじゃなくて、通した課程として見させられます。見させられるというのは文句じゃないですよ、賞賛です。この作品が表しているのは誰が見ても良いなって思うこの集団美。これに一貫していて、事実としてメンバーも一体としてそう想ってることが見受けられる。日向坂が守り抜いて見えたその先を、僕たちファンも同じ様に見て、希望を持って背中を押せたら最高ですよね。

 

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おまけ

  最後の終わりが “陽” を胸にするカットなのがすごい良いですよね。エモ。ズルい監督ですね。

  あと僕今、渡邉美穂キャプテンシーみたいな人間力賢いところがすごく気になってるんですけど、この作中では目立ったところは無かったとは言え、各所で使われてるコメントカットの発言がすごく芯があってその状況にしっかり食ってる強い発言なのがやっぱり好きでした。好きでしたというのを伝えたいだけです(笑) 佐々木久美と渡邉美穂、僕は最近この2人を見ながらキャプテンシーとかリーダー力みたいなのをよく考えます。これ、乃木坂ではまったく考えることのなかったコトなので楽しいです。

  あとあと、DASADAライブの金村センターの青春の馬、見たことない人はこの映画絶対見に行った方がいいですよ!!!!!

  

最初で最後の推しメン

  眠たいのでほんとにちょっとだけ、の予定。とか言いながら多少は長くなりそうな気はしてるんですけどね。もしかしたら後日ちゃんと書き直すかもしれないし。

 

  僕の最初で最後の推しメン、乃木坂46井上小百合ちゃんが、日付またいで昨日、乃木坂46から卒業していきました。これは何度か言ってるんですけど、僕が知ってる井上小百合を鑑みると思ってたより長すぎるくらい長くこのグループにいてくれたなぁと感じてます。

 

  乃木坂46ってすごく良い子がたくさんいてすごく良いグループです。僕がこの子を好きになって、握手とか行きだしてから、もしかしたらこの子は他の子たちに比べたら幸せな相手じゃ無いかもなぁって思うようになりました。これは実は今でも思ってます。他の子は満たしてくれるとこがぽっかり空いてたり、すごく谷になってたりする部分があります。

 

  それでも僕は好きで居続けました。日本人って謙遜するんで、それでもこの子のお陰だったり、周りでつるんでた人たちのお陰って言っちゃいますよね。僕は、そんな彼女をよくもこんなに好きで居続けたなぁと、踏み出して歩み続けたこの自分の意志力を讃えたいです。そんな自分のお陰で、そんな彼女を追い始めてから人生が豊かになりました。ぼんやり描いてた豊かな時間を、そんな彼女を追い始めてから見事そのままに作り上げることができました。

 

  こんな御時世もありますが、最後の最後も、他の子達に比べたら幸せではない旅路の最後になりました。それでも、彼女がすべてのきっかけだったことは間違いのない最大の証です。幸せでなくてもなぜか歩み続けたのは、それが彼女が魅せた力だと思います。文句をつけるところはまあまああるけど、いてくれなかったら大きく違ってたことは間違いありません。だから、もう好きとか嫌いとかじゃなく僕の人生に影響を与えた一人、いつまでも元気でいてほしいなって、心の底から思います。またいつか、不意に会うことができたらいいなぁって、思ってます。

 

最初で最後の大好きなアイドル 井上小百合さんへ

 

日向に立ってるあの子

  ちょっと前に「日向坂46を野球チームで」みたいなことやったんですけど、これって野球に比喩するのが楽しいってとこあるじゃないですか。でもそれだけじゃなくて、やっぱりアイドル観でちょっと文章つらつら書いてみたいな〜となりまして、それをやろうかなと思います。ちょっとは日向坂に詳しくなったかなと!もうテンションで、語りたい人を語りたい順に書いていこうかな〜と思ってます。とはいえそれぞれパーソナリティのソースはセルフドキュメンタリー(以下どきゅひな)だったりするので、その時書き綴ったものは載せながらプラスしていこうかなぁと思います。予め言っときますが、ここに書いてることはすべて僕の主観です。

 

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キャプテン 佐々木久美

今でもすごく印象に残ってるのって「佐々木久美のキャプテン像はルフィ」という言葉。この言葉を元にして色々語られてたのがすごく印象的でした。そしてこれはすごく頷ける。その時言われてたことをぼんやりまとめると「ルフィは体現型キャプテン」ってこと。自分と、自分と繋がってる人たち、その総和をチームにそのまま体現させるって意味合い。それまでそう感じてはいなかったんですが、その通りだなって本当に思いました。実は今の世代、今の人たちに対して上に立つ人って ”バカを演じられる” 人が優位だったりするんです。佐々木久美はそれができる。本当にこの時代に合ってこの時代に求められる自分を作り、チームを作っている、そんなキャプテンだと感心します。

 

河田陽菜

ちょっと前のお題箱で書いたんですが、「小坂ではない日向坂のセンター」はこの子だと、昨年のひなくりで確信しました。日向坂のファンって乃木坂のファンというのがベースに多いと思うんですけど、この系列が求めるセンターって「憑依型」か「守ってあげたい感」なんですよ。河田陽菜はこの圧倒的後者でした。日向坂って前者はまぁいるんですけど、後者って実はほとんどいません。後で話しますけど小坂も実はこれじゃない。河田陽菜はこれがあったので、全員の真ん中に立ったとき、この守ってあげたい感が身にある人はなんとなくでもすごく収まりが良く感じてたと思います。この守ってあげたい感は「乃木坂の色」であって「日向坂の色」ではありません。でもファンはそこに通じてるものがあるから、僕はどこかのタイミングで小坂じゃなくなったとき、河田陽菜を推したいですね。そしてその時はすぐなのかいつかなのか、来ると思ってます。

 

エース 小坂菜緒

上で書いた憑依型と守ってあげたい感、小坂は実はどちらでも無いです。だからもしかしたらみんな、小坂センターってちょっと物足りなさを感じてるんじゃないかなぁと、僕は思ってます。実は僕はこれ。でも、だから相応しくないかと言われたらそうじゃない。絶対的に認められた存在ですよね。僕は日向を好きになってから「小坂アンチ」という言葉を聞いたことがないです。これはシンプルに小坂菜緒の存在感だと思います。どちらでも無い以上尖っては無いんです。でもその中に絶対的な存在感がある。僕は初めて日向のライブに行ってセンターの小坂を見たときも感じました。これって ”オーラ” ですよね。オーラって言語化できないんであんまり使いたくないんですが、間違いなくこれ。だから、日向坂になってからの日向坂の色はセンター小坂の色ではないんだけど、着いた日向坂の色を守ってるのは小坂のオーラ、とりとめないですけど僕はそう思ってます。

 

金村美玖

「期待」という言葉を授けるなら、今一番だと思ってるのは金村美玖です。金村の応援したくなるところは間違いなく「努力」の様、でもその言葉で片付けるんじゃなくて、僕が本当にそう思うのはその対に「明るさ」があるところです。金村は自分でも言うように、人見知りをしない、という長所があります。人見知りをしない人は誰とでも分け隔てなくそれ相応に話を弾ませることができる人のこと。これって日本人は間違いなく「明るい人」という評を押します。これってすごく特質で、これも日本人気質では「努力」の感じだけ出す人って毛嫌いするんですよ。ただそれを感じさせないのって「明るい人」というのがあります。この「努力」と「明るさ」、金村の若さも後押すようにどちらも僕らが見て取れます。だからこそ、この二つの掛け算となって、相応の期待以上の期待の感情になってると思うんです。実際「若さ」はそれ一つ取っても武器です。DASADAライブ、金村センターの青春の馬は本当に震えました。この曲の詞を背負う金村美玖が本当にピッタリでした。The easy way has no meaning. 楽な道に意味はない。金村は憑依型、日向坂でいつその順番が回ってくるかわかりませんが、その日はいつか来るだろうと思ってます。

 

加藤史帆

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実は今一番引っかかってるのが加藤史帆。その理由は明確に頭で理解できてないけど、すごく見返りを与えられて欲しいって思う感覚。グループのビジュアルアイコンになる人に思う感覚なんだろうけど、白石麻衣とは違って、加藤史帆は隠してるようでちょっとはみ出しちゃってる感じが余計にそうなんだろうなぁと思います。この役割の人って「愛おしさ」をいつの間にか遠くにさせちゃいます。これも、だからこそ余計に感じるような気もします。若林との関係で微笑ましくネタにされてるそれも、実は乙女らしくて可愛らしいですよね。そういう無意識の乖離がなんとなくこの子を取り残してるようにも感じます。だからこそ、「あなたは ”絶対” だよ」って手を差し上げて欲しい、そんなことを最近思いました。

 

渡邉美穂

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実は僕もバレーボールという集団競技のキャプテンをやってました。なので僕が渡邉美穂に寄せる感情ってそういった立場を経験した人のシンパシーなんですよね。美穂はひなあいのから騒ぎ形式の大喜利、いつも敢えて嘘バレバレの跳んだ話をしてます。これって佐々木久美のところにも書いた、バカを演じられる、をやってるんだと思います。人を見る目があって、それを元に手を差し出せる行動力があって、言葉を選べる賢さがある、まさしく上に立てる人の素質を持ってるなって思います。アイドルって集団美に見えて実は個人技、だからこそこういった集団を集団として固めることができる人、すごく必要だよなって思いますよね。

 

佐々木美玲

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「本当に辞めようと悩んでいた」というエピソードを聞いたとき、もちろんそれが聞けるってことはそのタイミングって既に乗り越えているって事があった上で、あぁそれがあって一つ達観してる感じってそこにあったんだなって感じました。佐々木美玲がセンターになったタイミングって僕はまだ追っかけ始める前でしたけど、時系列追うとなんか不思議なタイミングな感じがしてました。確かに美玲はセンター適性で言うと ”ある” 感じはしてたので、背負わされたのかなって思いつつも、美玲のことをあまり知らないで見てるとなんかただフワフワしてるような感じに捉えると思うんですよね。だからそれを聞いてすごく見方が変わりました。センターという状況の壁があって、そこに感情の壁が乗っかって、その両方を乗り越えられる人の乗り越えた先ってだいぶ変わって強くなると思います。この子はそうだったんだって、知れて良かったです。

 

松田好花

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正直なところ、どきゅひなを見て自分の中の感覚で唯一悪い方に振れた松田好花です。すごくファン想いのいい子なんですが、この子実は結構自分が中心なんだなって感じたんですよね。自分中心って別に悪いことじゃないです。良い側面もあるし悪く見られることもあるってだけです。言葉を換えると、自我が強い、って感じですか。例えば、一般によく長所で出てくる負けず嫌いとか何事にも頑張れるとか、これって他人はまったく干渉してない自分だけのことなんですよね。この子ってすごくこれだと思います。それが見つけられて認められて今があると思ってますが、金村のとこで書いた「対にある明るさ」、好花はこれに長けてるわけでは無いかなぁと思います。好花の握手はすごく親身です。”黙々と” 頑張れる人が持ってるような雰囲気です。だから、この子の一番の長所って「耐え忍ぶ力」なんじゃないかなって感じました。だから、ここぞと機転を効かせられるまで待てる、それが表れてるんだろうなぁって感じてます。

 

丹生明里

一番好きなんですが、どうもここまでこれを書こうって何かが出てこなかったのは、やっぱり日向坂という集団の中でも結構特異的だと思ってるからなんですよね。でもそれはグループアイドルとして特異的なだけであって、一人の女の子としてはすごくシンプルで、だからこそこれという言葉が出てこないのがあるんだと思います。それでもこの子がハマってるのは、今の日向坂の色がみんなにハマってるからで、その色をつけてる大きな割合を担ってるのがこの子だからなんだと思ってます。「この子が着けた日向坂の色が好きだからこの子をすんなり好きになれる」、丹生ちゃんを好きという感覚をしっかり言葉にすると結構みんなもこうなるんじゃないかなと思います。これまでのナチュラルボーンアイドルって基本的には「おバカ」、たまに「ひねくれ」って感じなんじゃないかなと思います。そのどちらも感じさせない、至極天真爛漫、この子はトークでもすごく素直な言葉を使って伝えてきます。いつまでも丹生ちゃんの心を失わないでほしいなと願います。

 

東村芽依

東村みたいなやれること得意なことがハッキリしてる子ってパッと見知ったことがその後大きくは外れていかないんですけど、一個予想外なのが、ブログとかトークとか握手とかすごくコミュニケーションがフランクで手厚めなとこなんですよね。こういういわゆる過保護したいタイプの子ってその辺が手薄くなってきても許されたりするんですけど、そういうとこを全然見せないから単純にその分プラスの印象になってる子だなぁと思います。東村って人のことを慮る部分がすごく大きいんだろうなぁと。これまでよく泣く東村が泣いてるとこって誰かのためや誰かに対してって印象があるんですよね。それがすごく表に出るタイプではないんだけど、そこが逆に良いなって思います。

 

高本彩花

高本ってもう少し存在感を出せるタイプになると思ってました。それは ”何もしてなくて” でも。でもイマイチその期待とはギャップがあるなぁって感じなんですよね。これは日向坂(けやき)を最初に好きになったときにも言ったんですけど、この子を見つけたときの感覚って橋本奈々未を見つけたときの感覚とすごく同様でした。僕は乃木坂への入りが橋本奈々未だったので、それと同じくらい心証ってことです。おそらくタイプも似てるんだろうと、これはずっと思ってます。なんかどこか一点を一生懸命見てるわけじゃない立ち振る舞いと言動、みたいな。橋本奈々未はそれがファンと関係者に刺さってたから常に良い立ち位置にいたと思ってるので、そういった立ち位置に高本は来ないなぁという印象なんです。ある種、特別な人と比べて特別な期待をしてるわけなんで僕がいけないだけな訳なんですが、でも高本彩花のポテンシャルがそういうレベルだってどこかで感じてたことは確かだと思います。実際、ライブで見る高本はすごステージ映えします。特別動きが良いとかファンサービスが良いわけじゃない、これもあの人と同じなんですけど、でもすごく映えてます。だからすごい物足りなさを感じるんですよね。

 

齊藤京子

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齊藤京子ってもう語ること無いんですよねぇ。というのも、セルフドキュメンタリーを見て、ファンが思って感じてる齊藤京子と、齊藤京子本人が、ほとんどズレがないような気がしたんです。それはチームの核として評価しているポジティブな面も、チームの色合いと齊藤京子の色合いのギャップにあるネガティブな面も。そしてみんながみんなポジティブな方を上回った評価をしていて、本人もそれを自覚してるんだろうと思うんです。齊藤京子はアイドルという職が仮に本望でなかったとしてもすごく向いてると思います。人を惹き付けられる能力があるし、惹き付けることを欲してると思うからです。自分の武器で今を存分に楽しんじゃえば良いんじゃないかなぁと思いますね。

 

 

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ここまで全部勢いで書きましたが、すべてここ最近僕が感じた主観です。書きたいなぁと思ってた子と書けるなと思ってた子をひたすら書きました。ここまで5000文字(笑) でもまぁこういうの好きなんで、一人一人の分はそれほどたくさん書いたって感じでは無いですね(笑)