日向に立ってるあの子

  ちょっと前に「日向坂46を野球チームで」みたいなことやったんですけど、これって野球に比喩するのが楽しいってとこあるじゃないですか。でもそれだけじゃなくて、やっぱりアイドル観でちょっと文章つらつら書いてみたいな〜となりまして、それをやろうかなと思います。ちょっとは日向坂に詳しくなったかなと!もうテンションで、語りたい人を語りたい順に書いていこうかな〜と思ってます。とはいえそれぞれパーソナリティのソースはセルフドキュメンタリー(以下どきゅひな)だったりするので、その時書き綴ったものは載せながらプラスしていこうかなぁと思います。予め言っときますが、ここに書いてることはすべて僕の主観です。

 

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キャプテン 佐々木久美

今でもすごく印象に残ってるのって「佐々木久美のキャプテン像はルフィ」という言葉。この言葉を元にして色々語られてたのがすごく印象的でした。そしてこれはすごく頷ける。その時言われてたことをぼんやりまとめると「ルフィは体現型キャプテン」ってこと。自分と、自分と繋がってる人たち、その総和をチームにそのまま体現させるって意味合い。それまでそう感じてはいなかったんですが、その通りだなって本当に思いました。実は今の世代、今の人たちに対して上に立つ人って ”バカを演じられる” 人が優位だったりするんです。佐々木久美はそれができる。本当にこの時代に合ってこの時代に求められる自分を作り、チームを作っている、そんなキャプテンだと感心します。

 

河田陽菜

ちょっと前のお題箱で書いたんですが、「小坂ではない日向坂のセンター」はこの子だと、昨年のひなくりで確信しました。日向坂のファンって乃木坂のファンというのがベースに多いと思うんですけど、この系列が求めるセンターって「憑依型」か「守ってあげたい感」なんですよ。河田陽菜はこの圧倒的後者でした。日向坂って前者はまぁいるんですけど、後者って実はほとんどいません。後で話しますけど小坂も実はこれじゃない。河田陽菜はこれがあったので、全員の真ん中に立ったとき、この守ってあげたい感が身にある人はなんとなくでもすごく収まりが良く感じてたと思います。この守ってあげたい感は「乃木坂の色」であって「日向坂の色」ではありません。でもファンはそこに通じてるものがあるから、僕はどこかのタイミングで小坂じゃなくなったとき、河田陽菜を推したいですね。そしてその時はすぐなのかいつかなのか、来ると思ってます。

 

エース 小坂菜緒

上で書いた憑依型と守ってあげたい感、小坂は実はどちらでも無いです。だからもしかしたらみんな、小坂センターってちょっと物足りなさを感じてるんじゃないかなぁと、僕は思ってます。実は僕はこれ。でも、だから相応しくないかと言われたらそうじゃない。絶対的に認められた存在ですよね。僕は日向を好きになってから「小坂アンチ」という言葉を聞いたことがないです。これはシンプルに小坂菜緒の存在感だと思います。どちらでも無い以上尖っては無いんです。でもその中に絶対的な存在感がある。僕は初めて日向のライブに行ってセンターの小坂を見たときも感じました。これって ”オーラ” ですよね。オーラって言語化できないんであんまり使いたくないんですが、間違いなくこれ。だから、日向坂になってからの日向坂の色はセンター小坂の色ではないんだけど、着いた日向坂の色を守ってるのは小坂のオーラ、とりとめないですけど僕はそう思ってます。

 

金村美玖

「期待」という言葉を授けるなら、今一番だと思ってるのは金村美玖です。金村の応援したくなるところは間違いなく「努力」の様、でもその言葉で片付けるんじゃなくて、僕が本当にそう思うのはその対に「明るさ」があるところです。金村は自分でも言うように、人見知りをしない、という長所があります。人見知りをしない人は誰とでも分け隔てなくそれ相応に話を弾ませることができる人のこと。これって日本人は間違いなく「明るい人」という評を押します。これってすごく特質で、これも日本人気質では「努力」の感じだけ出す人って毛嫌いするんですよ。ただそれを感じさせないのって「明るい人」というのがあります。この「努力」と「明るさ」、金村の若さも後押すようにどちらも僕らが見て取れます。だからこそ、この二つの掛け算となって、相応の期待以上の期待の感情になってると思うんです。実際「若さ」はそれ一つ取っても武器です。DASADAライブ、金村センターの青春の馬は本当に震えました。この曲の詞を背負う金村美玖が本当にピッタリでした。The easy way has no meaning. 楽な道に意味はない。金村は憑依型、日向坂でいつその順番が回ってくるかわかりませんが、その日はいつか来るだろうと思ってます。

 

加藤史帆

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実は今一番引っかかってるのが加藤史帆。その理由は明確に頭で理解できてないけど、すごく見返りを与えられて欲しいって思う感覚。グループのビジュアルアイコンになる人に思う感覚なんだろうけど、白石麻衣とは違って、加藤史帆は隠してるようでちょっとはみ出しちゃってる感じが余計にそうなんだろうなぁと思います。この役割の人って「愛おしさ」をいつの間にか遠くにさせちゃいます。これも、だからこそ余計に感じるような気もします。若林との関係で微笑ましくネタにされてるそれも、実は乙女らしくて可愛らしいですよね。そういう無意識の乖離がなんとなくこの子を取り残してるようにも感じます。だからこそ、「あなたは ”絶対” だよ」って手を差し上げて欲しい、そんなことを最近思いました。

 

渡邉美穂

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実は僕もバレーボールという集団競技のキャプテンをやってました。なので僕が渡邉美穂に寄せる感情ってそういった立場を経験した人のシンパシーなんですよね。美穂はひなあいのから騒ぎ形式の大喜利、いつも敢えて嘘バレバレの跳んだ話をしてます。これって佐々木久美のところにも書いた、バカを演じられる、をやってるんだと思います。人を見る目があって、それを元に手を差し出せる行動力があって、言葉を選べる賢さがある、まさしく上に立てる人の素質を持ってるなって思います。アイドルって集団美に見えて実は個人技、だからこそこういった集団を集団として固めることができる人、すごく必要だよなって思いますよね。

 

佐々木美玲

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「本当に辞めようと悩んでいた」というエピソードを聞いたとき、もちろんそれが聞けるってことはそのタイミングって既に乗り越えているって事があった上で、あぁそれがあって一つ達観してる感じってそこにあったんだなって感じました。佐々木美玲がセンターになったタイミングって僕はまだ追っかけ始める前でしたけど、時系列追うとなんか不思議なタイミングな感じがしてました。確かに美玲はセンター適性で言うと ”ある” 感じはしてたので、背負わされたのかなって思いつつも、美玲のことをあまり知らないで見てるとなんかただフワフワしてるような感じに捉えると思うんですよね。だからそれを聞いてすごく見方が変わりました。センターという状況の壁があって、そこに感情の壁が乗っかって、その両方を乗り越えられる人の乗り越えた先ってだいぶ変わって強くなると思います。この子はそうだったんだって、知れて良かったです。

 

松田好花

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正直なところ、どきゅひなを見て自分の中の感覚で唯一悪い方に振れた松田好花です。すごくファン想いのいい子なんですが、この子実は結構自分が中心なんだなって感じたんですよね。自分中心って別に悪いことじゃないです。良い側面もあるし悪く見られることもあるってだけです。言葉を換えると、自我が強い、って感じですか。例えば、一般によく長所で出てくる負けず嫌いとか何事にも頑張れるとか、これって他人はまったく干渉してない自分だけのことなんですよね。この子ってすごくこれだと思います。それが見つけられて認められて今があると思ってますが、金村のとこで書いた「対にある明るさ」、好花はこれに長けてるわけでは無いかなぁと思います。好花の握手はすごく親身です。”黙々と” 頑張れる人が持ってるような雰囲気です。だから、この子の一番の長所って「耐え忍ぶ力」なんじゃないかなって感じました。だから、ここぞと機転を効かせられるまで待てる、それが表れてるんだろうなぁって感じてます。

 

丹生明里

一番好きなんですが、どうもここまでこれを書こうって何かが出てこなかったのは、やっぱり日向坂という集団の中でも結構特異的だと思ってるからなんですよね。でもそれはグループアイドルとして特異的なだけであって、一人の女の子としてはすごくシンプルで、だからこそこれという言葉が出てこないのがあるんだと思います。それでもこの子がハマってるのは、今の日向坂の色がみんなにハマってるからで、その色をつけてる大きな割合を担ってるのがこの子だからなんだと思ってます。「この子が着けた日向坂の色が好きだからこの子をすんなり好きになれる」、丹生ちゃんを好きという感覚をしっかり言葉にすると結構みんなもこうなるんじゃないかなと思います。これまでのナチュラルボーンアイドルって基本的には「おバカ」、たまに「ひねくれ」って感じなんじゃないかなと思います。そのどちらも感じさせない、至極天真爛漫、この子はトークでもすごく素直な言葉を使って伝えてきます。いつまでも丹生ちゃんの心を失わないでほしいなと願います。

 

東村芽依

東村みたいなやれること得意なことがハッキリしてる子ってパッと見知ったことがその後大きくは外れていかないんですけど、一個予想外なのが、ブログとかトークとか握手とかすごくコミュニケーションがフランクで手厚めなとこなんですよね。こういういわゆる過保護したいタイプの子ってその辺が手薄くなってきても許されたりするんですけど、そういうとこを全然見せないから単純にその分プラスの印象になってる子だなぁと思います。東村って人のことを慮る部分がすごく大きいんだろうなぁと。これまでよく泣く東村が泣いてるとこって誰かのためや誰かに対してって印象があるんですよね。それがすごく表に出るタイプではないんだけど、そこが逆に良いなって思います。

 

高本彩花

高本ってもう少し存在感を出せるタイプになると思ってました。それは ”何もしてなくて” でも。でもイマイチその期待とはギャップがあるなぁって感じなんですよね。これは日向坂(けやき)を最初に好きになったときにも言ったんですけど、この子を見つけたときの感覚って橋本奈々未を見つけたときの感覚とすごく同様でした。僕は乃木坂への入りが橋本奈々未だったので、それと同じくらい心証ってことです。おそらくタイプも似てるんだろうと、これはずっと思ってます。なんかどこか一点を一生懸命見てるわけじゃない立ち振る舞いと言動、みたいな。橋本奈々未はそれがファンと関係者に刺さってたから常に良い立ち位置にいたと思ってるので、そういった立ち位置に高本は来ないなぁという印象なんです。ある種、特別な人と比べて特別な期待をしてるわけなんで僕がいけないだけな訳なんですが、でも高本彩花のポテンシャルがそういうレベルだってどこかで感じてたことは確かだと思います。実際、ライブで見る高本はすごステージ映えします。特別動きが良いとかファンサービスが良いわけじゃない、これもあの人と同じなんですけど、でもすごく映えてます。だからすごい物足りなさを感じるんですよね。

 

齊藤京子

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齊藤京子ってもう語ること無いんですよねぇ。というのも、セルフドキュメンタリーを見て、ファンが思って感じてる齊藤京子と、齊藤京子本人が、ほとんどズレがないような気がしたんです。それはチームの核として評価しているポジティブな面も、チームの色合いと齊藤京子の色合いのギャップにあるネガティブな面も。そしてみんながみんなポジティブな方を上回った評価をしていて、本人もそれを自覚してるんだろうと思うんです。齊藤京子はアイドルという職が仮に本望でなかったとしてもすごく向いてると思います。人を惹き付けられる能力があるし、惹き付けることを欲してると思うからです。自分の武器で今を存分に楽しんじゃえば良いんじゃないかなぁと思いますね。

 

 

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ここまで全部勢いで書きましたが、すべてここ最近僕が感じた主観です。書きたいなぁと思ってた子と書けるなと思ってた子をひたすら書きました。ここまで5000文字(笑) でもまぁこういうの好きなんで、一人一人の分はそれほどたくさん書いたって感じでは無いですね(笑)