乃木坂46時間TVの感想

 2016/2/20 AM4:00から46時間ほぼ生中継という、前代未聞のように行われた乃木坂46デビュー4周年を記念した特別番組「乃木坂46時間TV」。これまで、乃木坂46のデビュー記念と言えば「バースデーライブ」でしたが、その開催延期を受けて、催されました。


 1年は約52週。乃木どこ、乃木中のような週1回30分枠番組でしたら、1年で約26時間となります。つまり、それが約2年分、約100のナンバリングになるわけです。そのボリュームの感想を書くわけにはいかないので、企画毎で、なるべくどうしても書きたいことだけになるよう頑張ります。
 ちなみに私は約38時間見ました。見逃したのは、最初の2時間(寝てたのではありません...遊んでて遅刻したアホです...)、1日目の今誰~コラボLaboと2日目の代々木(仮眠タイム)。正直、初日の仮眠タイムは興味が無かったからなのですが、他の部分は、後ほど視聴ができ次第、追記を行っています。

オープニング

 長時間番組は、オープニングが楽しいのに!!!俺はアホか!!!
 というわけで、MCが生田→高山になったことが発表されたようです。
(追記)高山もそうですがMCの秋元がアップアップしてたのは、このオープニングの瞬間だけでしたね。

バースデーボーリング

 企画の中で、唯一ほぼ全員参加(未確認です、すみません)かつ必ず1回はスポットがあたる、なおかつ、全員コスプレという”お祭り感”。そういうスタートに相応しいための企画であって、内容はどうでもいいのです。
 可愛くないタイプのコスプレをしてくれる子がいて良かったですね。そういう子がいるほうが、その子も引き立つし、周りも引き立ちます。控えめな子って、ただ制服を着ちゃうような子が頻発してしまうので。
 個人的には早出さんが楽しそうにやってて良かったです。相変わらずリサーチも完璧でした。

齋藤飛鳥のラジオ体操

 この後にも、選抜メンは乃木どこ、乃木中からのものがまぁまぁありました。バックの2人が中田・若月だったのは何故でしょうね。

のぎ声リレー

 企画的な良し悪しは置いといて、生放送という点で、1日の中で殆どのメンバーに役割ができたこと、地方を巡ること、ファンと一体の番組になる、という点は良かったと思います。お金のかけ方半端ねえな、と思いましたが。
 1日目の中継の印象は、衛藤が本当に北野の良さをよく引き出してた、永島・中元の喋れるコンビの中継が凄く良く似合う。
 2日目の中継の印象は、ちゃんと班とファンの指揮を執る星野にホッコリしたこと、対照的に、歌ってる最中も何にもしない川後と佐々木が酷かった。

乃木坂電視台

 結果的に約10分という尺は具合がよかったですね。約10分でも、これほど内容に開きができるのかとも思いましたけど。

【乃木坂46】やっぱり選抜のメンバーはレベルが高いって実感したな。 | 乃木坂46まとめんばー の話を少しさせてください。
問題なのは、「自分の好きなコトをただする(話す、食べる)”だけ”」のメンバー。嫌なコトをする、得意なコトをする、とは違います。これらは映像的に画になることが多いです。ただ好きなコトをするだけでは、ただダラダラになるだけです。普通に考えて”その子の推し”でなきゃ全く楽しくないですよね。楽しませなきゃ好きになってくれる人は増えないのです。なのにそれをしてしまうアンダーメンバーが多かった。だから、やっぱり選抜メンだな、と思われてしまう。アンダーメンバーに足りず(失礼は承知です)、選抜メンバーを脅かすための最大のものは、「人気の”広がり”」です。今回のこの企画は、自己プロデュースの最高の場であったのにそれができない、それが残念でならないのです。(以降これに該当する感想は冒頭に(☆)を付けます。)

中田花奈「踊ってみた」
(追記)曲が分からないのが多くて何ともでしたが、時事ネタ入れてくるあたり、中田のバラエティポテンシャルをしっかり出した良い企画でした。
深川麻衣「フカフカさんのDIY
(追記)制限時間があって、段々妥協案になっていくのはやっぱ企画っぽいですよね。結局、何故工作をしたのかはわからないままでした。結果面白かった声が多いのは、深川だったからだと思います。
寺田蘭世「寺田とお茶会」
せっかく推されて来てただけに、企画内容が勿体無いなと感じました。これは完全ファン目線ですが、メディアでこれほど素の表情が見れるようになったとは、とは思いました。
桜井玲香「今日こそポンコツ返上、玲香の凄いとこ見せてやる」
勝つことを目的にした企画、にも関わらず、ちゃんと自分が負ける相手(オチ)を用意しているとこが後のゲームしてる人たちとは違うところです。
◆相楽伊織「好きなお笑い芸人
(☆)お笑いをあまり見ないのでごめんなさい。
和田まあや「英語ができるようになりました」
NO ○○とかくだらないゲーム設定を咎めてくれる人がいないと、この手のはちょっとつまらないです。
西野七瀬「西野どうぶつ園」
自身が最も生き生きとする題材、尚且つ変わり種の生き物というのが、押し売り的な動物番組みたいにならなくて良かったとこですよね。完全に個人的な発言になりますが、無論、最高に可愛かったです。
佐々木琴子「お悩み相談室」
内容はイマイチだったけど、元気にやっててよかったですね。中田が面白かったです。
◆山﨑玲奈「乃木坂寄席」
コラボ系のお姉さん2人を除いて、2期生で唯一本気の企画を持ち込みましたね。素晴らしい。
川後陽菜川後陽菜は見た、あの子ってこんなとこあるんです」
テーマになるメンバーもクジでなく川後がセレクトしたら、もっと面白くなったと思います。
生駒里奈「出張!ジャンポリス!」
個人レギュラーとのコラボ系の企画はいくつかありましたが、コラボ内容から唐突なオチに持っていく流れ作りと、ちゃんとオチるところは、さすが生駒だなと感じました。
堀未央奈ホーリーと食べよう!」
(☆)面白味の無い内容を”堀未央奈”という存在が面白くさせた、それほどの逸材ということですよね。トルティーヤくんだよ。

星野みなみ「みなみ、パンを作る」
やっぱパン作るのね、で完成品出てくるのね、と思って見ていたら、46時間を逆手に取った、企画を8時間引っ張るという、革命的な企画でした。
伊藤万理華「ハッピーバースデイまっりか」
あの酒のラインナップで梅酒以外ってのは目に見えた結果だったので、1つでも、お?意外と?ってのがあったら面白かったですよね。
齋藤飛鳥「私、実はまだなんです」
乃木中からの企画ですね。もっと派手なリアクションか、乃木中の時のようなドスの効いたコメントが欲しかったところです。
橋本奈々未「パジャマトーク」
一言で言うなら、「最低限で最高のパフォーマンス」ですかね。欲しい画をリサーチする(モバメでしていたらしい)機転の良さと、スタッフを話のネタに使う大胆さは、橋本奈々未ならではといった感じです。
松村沙友理乃木坂46動物分類」
(☆)人間観察するような”キャラ”でもないし、狙いがよくわからなかったですね。2日目MCだから、ただアナウンサーキャラ演じてみたかったとかその程度ですかね。
樋口日奈「日奈と息抜き」
声を売りにしたいという意図はわかります。それを踏まえても、”この番組のこの企画”という出番を蔑ろにしている印象を受けてしまいました。
能條愛未「タラバガニを丸々一杯食べてみよう」
(☆)1人でやってたら1匹食べるタイムアタックする気あったんですかね?そうだとしたら、高山・西野を呼んだのはミス、そうでないなら高山・西野に助けられただけですね。一人で食べるのは寂しいので、と発言してたのでそうではなさそうですが。ただただ、カニコスプレした流れの西野の企画のように見てました。
渡辺みり愛「10分間クッキング」
ただただ事故でしたね。大成功でも大失敗でもなく、ティラミスだから大抵まずくなることもなくリアクションも取れないし。
高山一実ハリーポッター完全再現」
乃木どこからの企画です。高山なら、もっとやりたいことやできることが沢山あるだろうに、これを選んだ熱意を感じました。
生田絵梨花フィンランド特集」
爆誕しました。誰もが2760分のうち、この10分をベストアクトとするでしょう。「フィンランド」の「民謡」を「選び」、「丸暗記」し「歌い」、「ピアノの演奏」もする。どれをとっても全てが生田絵梨花という人間の才能が詰まっています。
若月佑美「毎日わかつき」
こういう自身の観念を持てるのは凄いと思います。ただ、そういうものは口外するものではないからサムくなってしまうだけで。
斉藤優里「ゲームで遊ぼう」
(☆)ただ友達をゲームでボコボコにしてただけでした。本人はゲーム実況をしたかったみたいですが、アイドルを見にきた人たちが、アイドルが主にならない企画であるゲーム実況なんて望むわけがないという時点でズレてると感じます。
伊藤純奈マリオカートで遊ぼう」
(☆)深川のための企画でしたね、本当にありがとうございました。
斎藤ちはる「ちはるに学ぶアメフトの魅力」
意図も心積もりもわかるんだけど、どうもアメフトという題材がコアすぎる。聞き手がかりんでなければ事故ってた感があります。
井上小百合「一人旅のススメ」
(☆)正直、井上のことを気に懸けてる人でないと楽しくない内容だと思います。この趣味が初出しというわけでもなかったので。ただすみません、私は最高に楽しかったです。
北野日奈子「まぜまぜきいちゃん」
お姉さん2人を除く2期生で頑張ってたのは、山﨑と北野だと思います。題材は普通ですが、ちゃんと不味い組合せをチョイスしています。結果はそう転びませんでしたが。不味いもの作って人に飲ませて、結局自分も飲む、鉄板の流れも用意されてました。
白石麻衣「辛い料理の克服」
ダメなものをダメなもので中和する、苦しいに苦しいを上乗せするお約束が用意されてました。センブリ茶も飲んでくれれば大歓喜でしたね。
秋元真夏「妄想彼女」
いつものやーつに特技の料理のオプション付きでした。どちらも彼女の最大の売り故に、中途半端になってしまったことを悔やむ姿を見ると、貰い泣きしそうでした。

永島聖羅「沈黙の金曜日出張版 in乃木坂46時間TV」
アルピーが大人し目でしたね。コラボLaboもそうだけど、ラジオ系のコラボは卑怯です。面白くないわけがない。
中元日芽香「脱 無趣味」
意図的に今までの”ひめたん”と違う部分を見せようという企画だと思います。中元と北野は、こういう現状を打破するために、何か変えてやろうとする姿勢が今、急躍進に繋がっていると思います。
新内眞衣新内眞衣のまいちゅんカフェ出張版」
安定でした。それ以外の言葉が見つかりません。
川村真洋「ろってぃーのギターヒロインへの道 出張版」
アイドルって立場じゃ、ギターは次に繋がらない気がするんですよね。
鈴木絢音「鈴木音楽専門学校」
他企画と結びついてたのはよかったです。ただ、折角の最高の機会なのだから尺いっぱい使ってくれないと。
伊藤かりん「将棋フォーカス&将棋世界コラボ」
北野や優里が盛り上げてくれた感はありましたが、非常にスムーズでした。敢えて、え?将棋じゃないの?って展開も面白かったとは思いますが。
衛藤美彩「今夜も私は一人飲み」
乃木中からの企画ですね。視聴者を楽しませるために軽く酔う姿勢は素晴らしいと思いますが、その後があってその後に差し支えてしまうのは、人としてどうかと思ってもしまいますね。

今、話させたい誰かがいる

 こちらは10分が少し短かったですね。打ち解けるのに時間を使ってしまったコンビもいました。加えて、与えたトークテーマが微妙だなと思うものもあり、ただただ選ばれた人の人間観察をする程度の企画になってしまった感があります。オタクはそれが楽しいのですが。
 1日目、2日目通して見た中で最も印象的なメンバーは橋本。”会話”をすることに最も長けていると思いました。相手に話させることが多く聞き上手、間を作らない話題の投げかけができる、落ち着いたテンションが話しやすい、全て兼ね備えてますね。乃木坂ちゃんとサシ飲みできるなら、私はダントツで橋本を選びます。
 見てない中で、中田と松村のトークが良かったみたいですね。
(追記)中田のトーク面白かったです。彼女本当に良い力を持ってるんですよ。ただ少し語彙力に弱いのかな、と思わせるだけで。「言葉を選ぶ」と再三言いながらも、「乃木オタはファッションオタク」と言ってしまうところ、笑いました。
 松村のトーク相手は相楽でしたが、相楽が若月とのトークの時に比べて、断然話が弾んでましたね。若月も気が利かないタイプでないだけに、これだけ明確だったのは松村の才力だと思います。

ラッキー3福神は誰だ

 乃木どこ時代からも、濱口との絡みは面白くなりますね。北野がキテるのは運勢的にも間違いないみたい。優里・中元・能條は闇が少しこぼれてました。流れ作業シュークリームは面白くもないしメンバーは苦痛だし、一転して、箱入り乃木坂ちゃん、とんでもない罰ゲームが爆誕しました。
 この企画で目を見張ったのは生駒と高山。ああいう件を乃木坂に求めていないという意見もわかります。でもあの件は絶対に面白いのです。現状、ああやって掻き回せるのは生駒だけ。役目が分かってしっかりやれる子です。災難に選ばれたのは高山。高山ならやってくれるという信頼関係、それにしっかり応えてちゃんと口に含む高山。2人のベストパフォーマンスと信頼関係が生み出したシーンだったように思えます。

コラボLabo

 1日目は、雑誌とのコラボに興味が無かったので仮眠タイムにしてしまったのですが、生ドルとダ・ヴィンチ面白そうみたいでした。この仮眠タイム中を見てないのでなんとも言えませんが、中田もだいぶMVP級の働きしてません!? 
 2日目は、番組・ラジオコラボが多くてハズレ無しでしたね。何気なく見てたCanCamコラボも大当たりでしたしね。
(追記)1日目のコラボを見ました。生ドルのカナヲぶっ飛んでました。面白かった。ダ・ヴィンチは生田画伯だったのですね。納得。
 あと気になったのはMdNコラボの万理華。彼女は喋らせると魅力が半減してしまう気さえします。とにかく「なんか」と「でも」が多い。「なんか」は乃木坂内でも今に始まったことではないですが、「でも」から会話を返してしまうのがマジで気になる。特に対談企画だったのに、全然良い気がしません。

クイズ王リベンジ

 冒頭の大島の「メンバーの名前を覚えられてない」はフリでしたね。生駒はそこで気付いたかな?
 しかし目を見張るのはクイズ王の古川さんです。乃木どこ時代からですが、本気の回答や解説、知らなかったことは知らなかったと明言する、回答されたら明確に讃える、本気で悔しがる、これらをいい塩梅で組み立てることで、しっかりメンバーの本気を引き出しています。ついに乃木坂ちゃんたちも「ボタンの遊び」に目をつけるくらいに引き出しました。これは、圧倒的に能力の差があったら難しいことです。なんと、最終問題で勝利することで、それを”次回”への道標にもしてしまいました(笑)。
 今回の時点で、ファンは古川さんが乃木坂にかなり詳しいことを知っています。今回はその部分を出すのかなと見てたら、序盤はしっかり「クイズ王として挑戦を受ける」姿勢を貫いてました。と、思いきや終盤は一転し、白石の時のはマジで笑いました。個人的に、もっとそういう関わりを見てみたかったです。

人狼ミッドナイト

 私がこの46時間TVでベスト企画を選ぶならこれです。乃木オタが寝る間を惜しみ見続けたのは、46時間のうち少しの情報も拾い損ねたくないからだと思います。そういう意味で、この企画は10人の情報がたっぷり拾えました。
 最も目を見張ったのは桜井です。彼女は2ゲーム4人の人狼を直感と言いながら的中させています。以前のブログで書きましたが、直感は”過去の経験との比較”と私は考えています。つまり対人的な直感は、「その人のある事象の事前と事後をよく観察し、結びつけたものを、記憶している」ことになります。それほどに目を凝らしてメンバーをよく見ている、桜井が形成するキャプテン像が見えました。
 高山はああ見えて非常にロジカルですね。物事を体系化して考えられる、不正解を選ばないことを続けることで、正解を導く、そんな印象。また、ゲームメーカーとして相手を楽しませ、自身も楽しみ、企画として楽しい方向を考える姿勢は凄いと思いました。
 秋元は観察力が高い上に洞察力が高い。ただ”人を誘導する言葉の武器”が拙いという印象。
 反対に、橋本はこのゲームだけで見れば、観察・洞察は秋元に一歩引けるが、橋本は人を誘導できる能力があるという印象。2人とも頭が回るせいで歪んだやり合いをしてしまうシーンがありましたね。
 松村は個人能力と戦略を結びつけて考られえる、いわゆる地頭が良くないとできないずる賢さを持っているという印象。
 他は、万理華はやっぱり感性的右脳派、西野は一歩ずつ距離を詰められる、能條はまた空振り、深川はゲームでも嘘はつかせてはいけない、生田は”初めてのこと”にはやっぱり適応力が低い、という印象。
 あまりに企画が面白かったせいで、文章も長くなってしまいました。

THE歌王

 この企画で言いたいことはただ一つ、桜井玲香の歌唱力をこのカラオケの点数なんかで評価してほしくない、ということです。
 例えば、歌がうまいと評される生田のうまさは、音取りと呼吸だと私は考えます。音取りは絶対音感です。絶対音感は4~6歳の間に音楽に触れていると身につくといいます(私も5歳からピアノをやっていたせいか持っています)。呼吸は、息の出し方です。生田は語尾にナチュラルにビブラートがかかります。何故この話をしたかというと、これらの技術ってカラオケの採点に大いに引っかかる項目だからです。今回、声量が大きいこの方が点数が高かったですよね。声量が大きい方が抑揚の点に引っかかりやすいからです。実際上手いと思った井上は、声が小さいせいか点数が低めでした。このように、精密採点と言いながら、不確かで曖昧なところがあります。
 しかし、桜井には生田を上回る能力を備えています。それが表現力です。彼女はダンスもそうですが、惹きつける、聴き入る、聴き惚れる、そういう力です。表現力も培ったセンスだろ思います。明確に示せないのがもどかしいですが、彼女にはそういう良さがあります。そこをわかってほしい!!カラオケの点数なんかで評価してほしくない!!

のぎ天

 いまいちでした。というのは、私が求めていたものではなかったからです。

スペシャルライブ

 深川麻衣selectionとして、彼女が選んだセトリになりました。そう位置付けられたのは、彼女が卒業をするためです。選曲から彼女の想いは十分伝わります。でも、だからこそその意に一歩踏み込んだコメントしてくれたら、このライブは更に思い出に残るものになってたと思います。彼女は表現の仕方がチープなんですよね。大事な部分のコメントも、昔から今一歩迫りきれてない。その刺々しさの無さが彼女の良い所でもあるんですが。
 君の名は希望で泣きました。サビで高山が泣きながら歌ってるの見て泣きました。そりゃ泣くよ。そのままの流れでボーダーの6人を見て、こんなパフォーマンスができるんだと、感動して泣きました。

2日目23時以降

 取り上げるとキリがないですが、生配信というのを置いておいても、素の彼女たちは多分あんな感じ何だと思います。やっぱり掻き回すのは生駒で、やっぱり暴れるのは生田で、やっぱり仲間思いな白石で、やっぱり無防備な橋本松村で、やっぱりまとめない桜井とまとめる若月で、普段からそうなんじゃないかな。最高でした。あれだけ自由にさせるなら、席順くらい自由にさせて欲しかったですね。

MC

 秋元・若月がメインMCだったのは最初から決まっていたと思います。だから脇の高山・生田・松村を秋元・若月と同列で比較してはいけません。
 秋元がとにかく凄かったのは、最初から最後まで全く違和感が無かったことです。彼女はメンバーと関係性が近いので巻き込める、頭が回るので中継相手にもコメントフリが上手い、培ってきたせいかアドリブに強い、最初からそんな安定性を備えたまま約23時間テンションやトーンが変わらなかったわけです。彼女自体があまり難しい言葉を使わないというとこもあります。いいともでタモリがMCをしてて違和感を感じる人はいないと思います。違和感を感じないってつまりそういうことです。
 若月が優れてると思ったのとこは、話の舵取りが抜群に上手い。特にメンバーへの振り方は秋元より上手かった。スタジオトーク中に、鈴木が話を振られて、軽快なトークをしながら若月の手を掴みにいった時はびっくりしました。


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 どんなに抜粋しても長々述べてしまいました。これでも端折ったつまりなのですが。
 寝る前には乃木坂ちゃんがいるし、寝て起きても乃木坂ちゃんがいる。いつトイレにいくか、いつ飯食うか、いつ風呂入るか、そんなことを考えられることすら最高の2日間でした。
 こんな前代未聞の番組を投げられるスタッフと、それに全力で応えてくれるメンバーに感謝です。
 ただ、私も一端のファンなので、これが定例にならないかなどと考えてしまいますがね。